今日、ライブドアさんとクックパッドさんの共催で、勉強会があったので参加してきた。ひとまずメモ。 もし資料などが公開されたら、追記する方向で。
場所は白金のクックパッドさんのオフィス。初めてお邪魔したけど、噂のキッチンの隣のスペースで、ライブドアさん、クックパッドさん両方のLTを聞いてきた。
勉強会の合間に、後ろからトントントンと聞こえる包丁の音がプロだと思っていたら実際にプロの方だった。普段食べてる食事の100倍ぐらいまともなご飯をいただいた。
ごちそうさまでした。
発表内容は以下の通り。 ・「ロケタッチの裏側」 株式会社ライブドア 開発部 吉川 英興さん 2010年の7月15日に一般向けにリリースされたライブドアの位置ゲー「ロケタッチ」の裏側について ・「のせるアプリ」 クックパッド株式会社 会員事業部 西岡 拓人さん クックパッドからリリースされている「のせるアプリ」「さがすアプリ」の開発についての裏側 ・「カンタン画像サムネイル生成」株式会社ライブドア 開発部 山下 拓也さん ライブドアで実際に使われている、Apache moduleを使った画像の動的生成について ・「6F技術部を作ってみた」クックパッド株式会社 技術部 井原 正博さん クックパッドの快適に仕事ができるオフィス環境作りについて。
以下は自分のメモ書きと、記憶から。
ロケタッチの裏側
2010年の7月15日に一般向けにリリースされたライブドアの位置ゲー「ロケタッチ」の開発について。 個人的に「まちつく!」や「コロプラ」などの位置ゲーを前からやっていて、位置情報を使ったWebサービスに興味があったので、興味深かった。 一番最初にいわゆるガラケー向けにリリースするのではなく、iPhoneやAndroidなどスマートフォン向けにサービス公開したのはリリース当時ちょっと驚いたけど、スマートフォンの普及率とターゲット層を考えれば当然か?
システムはアプリケーションサーバにStarman、WAFはライブドア独自のSledge+PSGI、UIのJSはjQueryを使用。
位置情報関連はGoogle Maps API V3を使用しているが、デフォルトのものではなく、住所表示などがないStyled Mapを利用 位置情報取得には、スマートフォンやFirefox、Google Chromeで利用可能なGeolocation APIを使用
空間インデックスにはGeoHashを使用。 この辺は個人的にもうちょっと調べてみる…
のせるアプリ
クックパッドからリリースされているiPhoneアプリの開発について レシピを探す「さがすアプリ」が既にあり、レシピを投稿するための「のせるアプリ」の開発についての発表。 APIの部分をRESTfull使用で再開発した話や、ユーザビリティテストを行った結果を元に機能を絞ってリリースすることになった経緯など。 「2秒でわかるIF(インターフェース)をめざして」という言葉が印象的。iPhoneアプリに限らずウェブサイトの制作・開発でも気にしておくべきところだと思う。
カンタン画像サムネイル生成
これはライブドアで実際に使われている動的画像生成の仕組みについて。 Webアプリを作る場合、オリジナルの画像からサムネイル画像を作る場面は結構ある。 自分はWAFのヘルパー使った動的生成か、事前に生成する方法を採ることが多い。事前に作成するやり方であれば、サーバ負荷はある程度押さえられるけど、サムネイル作り直しになった場合の対処が難しい。 なので動的生成を選択することが多いのだけど、さすがにポータルサイト規模になると話はそう簡単ではないらしい(だよね)。
オリジナルのApache moduleを作成してURLでパラメータを指定してサムネイル画像を指定しているそうだ。 このモジュールは単純な縮小、短辺・長辺を基準とした切り抜きといった一般的に必要と思われる機能はもちろん、単色の枠をつけたり、サービス側から要望があってブラーなどの特殊効果もかけられるようになっているそうだ。 OSSとして公開する準備も進んでいるそうなので、個人的に結構期待… 画像キャッシュサーバの構成あたりは、「nginx+squidで画像キャッシュサーバーの作り方 – Perlとかmemoとか日記とか。」が参考になる。
6F技術部を作ってみた
クックパッドの快適に開発ができるオフィス整備の話などを冗談など交えつつ。 実際にスライドを見せていただいたけど、スペースも広々していて、よくある机を縦にx列並べましたというような感じではなかった。 とはいえお金を使えるだけ使うのではなく、環境を作る際に費用対効果の部分は常に考えているとのこと。
それにしても勉強会の参加対象が「ものづくりができる方」っていうのが面白い。